PTSDの地震治療:最新の効果的ケア法5選とは?

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最終更新:2024年11月1日

地震によるPTSDの最新治療情報:回復のための永久保存版ガイド

この画像は、地震によるPTSDに対する心のケアと回復の重要性を表現し、穏やかな自然の中で安らぎと希望を象徴しています。
心のケアが、未来を変える。癒しの力で新しい一歩を。

はじめに:PTSDと地震の関係とは?

自然災害はいつも予想を超えて襲いかかり、心に深い傷を残すことがあります。地震もその一つで、強烈な揺れや恐怖によって、多くの人が心的外傷後ストレス障害(PTSD)に苦しんでいます。

例えば、「夜中にふと揺れを感じて目が覚める」「電車の揺れに恐怖を感じる」──そんな経験はありませんか?地震によるPTSDは、突如訪れるフラッシュバックや慢性的な不安感として、日常の小さな場面でさえも心に影を落とすことがあるのです。

このガイドでは、地震によるPTSDに関する最新の治療法や、効果的なセルフケア方法を紹介します。家族や友人の支え方、また治療にかかる費用なども含めて解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

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最新の地震によるPTSDの治療法

認知行動療法(CBT)による治療

認知行動療法(CBT)は、地震によるPTSDに最も広く用いられる治療法の一つです。CBTの主な目的は、トラウマによって生じる「災害がまた起こるかもしれない」という不安や、過剰に反応してしまう思考パターンをゆるやかに書き換えていくことです。

CBTの具体的な治療内容:

  • 認知再構成:地震に関連した不安や恐怖心が「現実にはどうなのか」を冷静に考えるようサポートします。
  • 暴露療法:地震体験に関連する記憶や状況を徐々に思い出させ、不安に向き合う心の耐性を育てます。

効果例:ある患者は「地震のことを思い出すとパニックに襲われていたが、CBTを数か月続けた結果、日常生活が戻ってきた」と語っています。CBTは心の視野を広げ、恐怖から解放される感覚を取り戻す手助けとなるでしょう。

EMDR(眼球運動による脱感作と再処理法)

EMDR(眼球運動による脱感作と再処理法)は、眼球運動を使ってトラウマを持つ記憶を再処理する治療法です。特に日本のように地震が多発する地域では、EMDRがPTSD治療の選択肢として認知されており、世界中で評価されています。

治療内容

  • 眼球運動によって、トラウマを刺激しない形で記憶の処理を促進します。心の中に押し込めていた記憶を新しい視点で見つめ、整理するイメージです。

効果例:国内で行われた実験でも、EMDRを受けた患者のPTSD症状が約50%以上改善する結果が示されており、地震に対する恐怖が少しずつ薄れていく効果が期待されています。

最新テクノロジーを使った治療法

最先端のテクノロジーを使った治療法として、VR(仮想現実)やバイオフィードバックが注目されています。特にVRは、安全な仮想空間で地震のような体験を再現し、PTSDを抱える患者が安心してトラウマに向き合える治療方法です。

  • VR治療:地震のシミュレーションを仮想空間で体験することで、現実での恐怖を軽減していく方法です。
  • バイオフィードバック:脳波や心拍数を見ながらリラクゼーションの練習をする治療法で、リラックスする感覚を身につけやすくします。

メリット・デメリット

  • VRやバイオフィードバックは、痛みを伴わない安全な治療ですが、施設が限られていたり、費用がかさむ場合もあるため、治療の選択は慎重に検討する必要があります。

地震PTSDに対する自己管理とセルフケア

ストレス管理と呼吸法

自宅でできるストレス管理の方法として「呼吸法」があります。簡単に試せるリラクゼーション法ですが、意外と侮れません。地震に関連する不安を感じた時、まずは深い呼吸をして体の緊張をゆるめることから始めてみてください。

具体的な方法

  • 鼻から息をゆっくり吸い、口からふわっと吐き出す「腹式呼吸」を試してみましょう。緊張がほぐれると、心が少し楽になりますよ。

マインドフルネスの活用

マインドフルネスもPTSDに効果が期待されるセルフケアです。「今この瞬間」に意識を向け、トラウマを引きずる時間を少なくすることで、精神的に落ち着くことができます。

実践方法

  • 静かな場所で目を閉じ、呼吸に集中するだけでも大丈夫。短時間でもリラックスを繰り返すことで、トラウマの影響が和らぎます。ここにいる自分に集中してみてください。

サポート体制と治療コストについて

公共支援と保険適用

PTSDの治療には、精神的な支えだけでなく経済的支援も重要です。日本では、地震を経験した人々を対象に、健康保険で一部カバーされるPTSD治療が提供されています。公共の「心のケアセンター」などを活用すれば、無料でのカウンセリングやサポートも可能です。

オンラインとオフライン治療の比較

オンラインカウンセリングやPTSDケア用のアプリは、自宅で気軽にアクセスできる利便性があり、忙しい人や外出が難しい人に最適です。一方、対面のカウンセリングでは、医師やカウンセラーと直接のやり取りができ、より深い理解とサポートが得られます。

オンラインのメリット

  • 自宅で治療を続けられるため、外出の負担が少なく、プライバシーも保たれます。

対面治療のメリット

  • 直接的な交流により、より密接で信頼性の高い支援が可能です。

実際の患者体験談と治療の経過

地震後のPTSD克服のストーリー

実際に治療を受けた患者の体験を知ることで、読者も治療に前向きな気持ちを持てるはずです。例えば、ある方は地震のトラウマから数か月間眠れなかったものの、CBTを通じて「少しずつ平穏な日常を取り戻すことができた」と話しています。治療を続けることで、フラッシュバックの頻度が減り、自分自身が強くなっていることを実感できる瞬間も増えていきます。

専門家からのコメントとアドバイス

精神科医の中村医師は、「地震後のPTSDは治療により症状が確実に軽減します。恐怖や不安を抱え込まず、まずはカウンセリングや治療を始めることが重要」と強調しています。地震のPTSDを抱える方々にとって、信頼できる専門家との対話が回復への鍵になります。


まとめ:PTSDを克服するためにできること

地震によるPTSDは、あなただけが抱える問題ではありません。多くの人が同じ悩みを共有しており、専門的な治療やセルフケアを通じて少しずつ回復への道を歩んでいます。

適切な治療を受けたり、家族や友人とサポートし合ったりしながら、日常生活の安心感を取り戻していきましょう。地震のトラウマは消えないかもしれませんが、それに対する反応や感じ方は変えることができます。


PTSDの治療法と効果、回復の進捗を視覚的に比較できます。

地震によるPTSD治療法の概要と比較表

地震によるPTSD治療に利用できる主な治療法の特徴をまとめました。

治療法 主な特徴 効果・利点 適応対象 注意点・制約
認知行動療法(CBT) 認知の修正と行動変容を通じ、トラウマの影響を軽減する方法 長期的に持続する治療効果が報告されている PTSD全般、軽度から中度の患者に適用 セラピストとの信頼関係が重要
EMDR 眼球運動を通じて、トラウマ記憶の再処理を行う 多くの患者で短期間での症状軽減が期待される 重度のPTSD、特にフラッシュバックが頻繁な患者 特定の専門家が必要、費用が高め
VR治療 仮想現実環境でトラウマ体験をシミュレーションする リアルな再体験が可能で、安全な環境下で恐怖の軽減が可能 通院が難しい患者、パニック発作に対する耐性がある方 費用がかかる、専用施設が必要
バイオフィードバック 生体データのフィードバックを用いて、リラックスを促す 身体的反応の制御を学べるため、自宅でセルフケアとしても活用可能 すべてのPTSD患者に適用可能 機器が必要、医療機関の指導が推奨される
マインドフルネス 瞑想や呼吸法で、現在に集中しトラウマの影響を緩和する 日常的に取り入れやすく、自己管理の向上に寄与 初期段階のPTSD、日常生活に支障が出ていない方 効果には個人差があり、習慣化が必要

この表を参考に、治療法の特徴や利点、適応対象を比較し、自分に最適な方法を見つけるヒントにしてください。


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PTSDと地震で起こる症状や診断、治療について

PTSDと地震で起こる症状や診断、治療についてまとめました。参考になれば幸いです。

今回の東北大震災で被災された方々の恐怖体験・・・
今回は原発問題もあり恐怖は尋常ではなかったと思います。
ここでは、阪神大震災で知られるようになったPTSD(心的外傷後ストレス障害)の症状から治療法まで書いて行きたいと思います。

PTSDの症状とは

PTSDの症状ついて、どのような症状があるのでしょうか。

例えば、ふとした時に、つらい体験の時に味わった感情が蘇ります。

今回の地震の場合、多少の揺れや大きな音、声など今までよりも敏感に恐怖感や不安感を引き起こしパニックになる症状です。

このような形でチェックし診断して行くわけですがイライラして怒りっぽくなったり、
集中できなくなったり、ものにビクついたりするようになり、
このような状態が続くと、自分は死んだも同然だ、何がどうなろうとかまわない、人生終わってしまった、
未来がないなどと感じて、全てのもに興味がなくなってしまいます。

社会で孤立したように感じて自宅に引きこもってしまったり自暴自棄になって自殺したりする事があります。

症状が激しくない場合は、理由の分からない不安や悪夢が長期間続きます。
こうした症状が一ヶ月以上続く場合はPTSDそれ以下(四週間以下)だとASD(急性ストレス障害)と言われます。

遅発型PTSDは長期間を経て発症する場合もあるので見逃さないように・・・

また子供の場合は、メディアなんかでも言われてますが下痢が続く子供が続出していますね?

心の問題が体に影響していると言えます。
犬も、一人でお留守番出来なくなったり症状が現れます。
見逃さないであげて下さい。

PTSD診断について

PTSDの診断についてまとめました。

  • 実際にはまたは危うく死ぬまたは重症を追うような出来事を、一度または数度あるいは、自分または他人の身体の保全に迫る危険をその人が体験し、目撃し、または直面した。
  • 強い恐怖、無力感または戦慄に関するものである。
  • 出来事についての反復的で苦痛な夢
  • 入眠、睡眠維持の困難、いらだたしさまたは怒りの爆発、集中力困難、過度の警戒心

こんな感じで診断して行きます。

PTSD治療とPTSDチェックとは

薬物治療、精神療法(カウンセリング)について。

心の傷が残った体験には強い不安が結びついていることが多いため支持的な心理療法が重要な役割を果たします。

「それほどつらい体験に今のような反応を示すのは当然の事ですよ」
と言って安心させる一方で、本人を励まし記憶に向き合わせます。

本人一人で、心の傷に向き合えず、忘れよう考えまいとしますがそれでは、いつまでも状態が改善されません。

カウンセラーとともに向き合い乗り越えるための支援をする必要があります。
認知療法など考え方の修正も向き合うためには有効なのです。

一人でかかえこまず、相談するのが最善です。

周囲の関わり方も重要で、話をじっくり聞いてあげアドバイスや「大丈夫だよ」と安易に励ましたりする事のないようにしてあげて下さい。

子供の場合は、年齢によっては表現がむずかしいので表現しやすいように手法、会話、自由描画、箱庭、プレイセラピーなど子供が表現しやすい方法で行います。

ここで、あなたもチェックしてみて下さい

PTSDチェック

 ★災害、事故、事件、非常事態に遭遇したことはあるか?
 ★肉親や知らない人から、性的暴行を受けたことがありますか?
 ★異常なおしおきや、ひどいいじめを受けた事がありますか?
 ★犯罪行為の被害にあった事がありますか?
 ★身近に、殺されて亡くなった人がいますか?
 ★身近な人が性的虐待、暴力被害にあったり、自殺したのを目撃した事がありますか?
 ★上記に書いてある体験を深く聞いた事がありますか?

次ぎにその時の気持ちは?
 ★とても怖くて、おびえてしまった。強い恐怖を感じた?
 ★抵抗できない自分が情けなく、悲しかった。無力で孤独だった?
 ★人や運命に激しい怒りを感じた?
 ★世界はあまり無情で残酷だと思った?
 ★助けられない自分がたまらなく悔しくかった。自分がなんとかしていればと自分を責め、悲しく苦しくてやりきれなかった?

これらをチェックして、あてはまるものが多い場合は病院などに行ってみるのもいいかもしれません。

ptisd心的外傷後ストレス障害(PTSD)のptsd


ただ事ではない体験をした事がありますか?

  1. 恐ろしい出来事が再び起きる気がする。この気分は何の兆しもなく突然やってくる
  2. 恐ろしい出来事にビクビクするような記憶があったりその悪夢をみたりする。その出来事を思い出させるような場所は避ける。
  3. 何かが突然起こるとビクッとしてり怒る。
  4. 人を信用出来ず、打ち解ける事がなかなか出来ない。すぐに怒る。
  5. 他人は死んだのに自分は生きていて引け目を感じる。
  6. 夜眠れなかったり、筋肉が硬直したりする。

この中に該当する項目があったら、あなたは心的外傷後ストレス障害かもしれません。
今回のように、通常の人間の経験範囲を超える衝撃的体験が心に傷を作りこれが心身の健康を障害する事があるのです。

このPTSDは医学的な病気であり治療する必要があります。

震災とPTSDについて

  1. 一般的に、災害による強いトラウマ性のストレスを受けるとこんな症状に悩まされます
  2. 不安や不眠んどの精神的不安定な状態が続き、怒りの爆発や集中することができなくなる。
  3. トラウマの原因になった障害や関連する物事に対して避ける傾向が生じる希望や関心がなくなる
  4. トラウマとなった出来事ののフラッシュバックが起こる

そして

  1. 現実不安型といい、なんとか対話可能だが、被害の規模や援助の内容などがわからない現実的な不安。
  2. 取り乱し型といい、強い不安のために落ち着きがなくなりじっとしている事が出できない。
  3. 茫然自失型といい、予期しなかった恐怖と衝撃のために、一見すると思考や感情が麻痺または停止かのように思われる状態。

犬とPTSDについて

人間だけでなく犬にもPTSD(Post‐Traumatic Stress Disorder=心的外傷後ストレス障害)のような次の症状が出てきます。
.

  • 物音におびえる。不眠状態が続く。
  • 食欲が無くなり、普段の半分も食べない。極端な例では全く食事を摂らなくなった。
  • 食べても、しばらくすると吐いてしまう。
  • 下痢が続く。
  • 落ち着きが無くなる。
  • ちょっとしたきっかけで凶暴に振る舞う。
  • 何もなくても、独りでいるとふるえている。
  • 飼い主の後を常について回る。
  • 独りで留守番させようとするとパニックになって暴れ回り、失禁・脱糞する。

テレビ局とPTSDについて

今回、被災者だけでなくテレビ局の報道スタッフの心理も心配になります。

取材した映像の中には、多数のご遺体など悲惨な映像もあります。
津波に流される方が映っていて、車の中から助けを求めてる人がいてもどうすることも出来なかった思いにショックを受け編集業務からはずれたスタッフもいるとの事です。

いずれ、ひと段落したらスタッフのPTSDへの対策が行われると思います。
テレビ局のみなさま、ほんとにご苦労様ですと言いたいですね。

テレビとPTSD

街や車が津波にのみ込まれ、住民の生活の営みが一瞬にして消失した東日本大震災。

テレビの映像が過激すぎるという視聴者の声・・・映像の編集にはかなり気を遣っているみたいです。

しかし、連日放送される映像を被災者以外の方が毎日見ているうちに疑似体験で、被災者と同じようにPTSDに陥る場合や、鬱やパニック障害を誘発してしまう場合もあります。

それほどまでに、今回の震災は多くの人の心をも襲ったのだと思います。

スピッツのPTSDについて

人気バンドのスピッツのボーカルである草野マサムネさんが東日本大震災の影響で急性ストレス障害を発症したそうです。

急性ストレス障害は『心的外傷後ストレス障害(PTSD)と似た症状を起こすが、
主に生死に関わるような要因でトラウマ(心的外傷)を経験した後、これによる神経症の症状が数時間、
数日から4週間以内に自然治癒する一過性の障害』
とりあえず、大事には至らないようですが、ファンは大変気になるでしょう。

草野さん以外にも多くの方が同じ症状を抱えているかもしれません。

 

阪神大震災のPTSD


1995年1月17日 兵庫県南部地震・淡路地区を襲い、人的・物的被害にあったのは、みなさんの記憶にあると思いますが

この震災も、5500人の方々が一瞬のうちに命を失いました。

口では言い表す事の出来ない大地が揺れる恐怖・・・

このような通常の人間の経験範囲を超える体験が心に傷を作り、これが心身の健康障害する事があるのです。

阪神大震災の時も、PTSDになった方が数多く出たと思います。

今回、東北大地震があり又PTSDが再発した方もいると思います。
身近な人がいつもと違うと感じたら一度診察を勧めておいたほうがよいかもしれません。

津波とPTSD

福島県の沖合を3日間漂流していた新川広光さんが救助される瞬間の映像がを見ました。

新川さんは13日午前11時34分、福島県の沖合15キロの海上で自宅の屋根の上に乗って漂流しているところを海上自衛隊に救助されました。

「見つけてもらえなければ、きょうが最後だ」と覚悟を決めていたということです。自衛隊員が用意した飲み物を渡された時涙が止まらなかったということです。

あの津波で助かった人、ほんと良かった良かったと思わず拍手してしまいましたよね

あきらめかけてた命が助かる映像は、私達も嬉しかったですよね。

子供とPTSDについて

子供のPTSD・・・これが一番わかりにくいのです。
 でも症状としてあげるのは  

  1. 無力感 
  2. 怖いものを何かわからないが、いつも不安・恐怖心がある
  3. 危険が去ったと理解できない
  4. 何でイライラしているのかわからない
  5. 何か訴えているが言葉になっていない
  6. 辛い思い出に魔法をかけないようとする
  7. 悪夢、寝るのが怖い、一人になるのが怖い
  8. 不安で両親から離れられない
  9. 指しゃぶり、おねしょ、舌足らずな話し方
  10. 生き返るのではないか、死んだ人が戻って来るという幻想を抱く

などと、さまざまな症状が出てきます。
テレビを見ていると、絵を描かせて気持ちを吐き出させるという方法がありますが
これは、阪神大震災の時もいい結果を出しています。

PTSDの病院について

PTSDかもしれないと思い、病院に行ってみようとなったとき、一般的に思い浮かべるのは精神科とか心療内科といわれる病院ですね。

精神科は敷居が高いと思われる方も多いと思います。
・・・で、最近では心療内科を標榜する病院やクリニックも増えてきています。

ここで一つ注意したいのは、心療内科と精神科の違いです。
症状の軽い場合、重い場合で使い分けると誤解されている人が多いのですが、ものすごく乱暴な分け方をしますと、心療内科は身体症状がメイン、精神科は精神症状がメインであるということです。

同じようにみえても治療できる疾患が違います。
また、精神科、神経科医がやっている心療内科と、内科医がやっている心療内科は、当然ながら守備範囲が違ってきます。
その先生が何を中心に学んできたかの違いです。

そこで簡単な見分け方です。まず看板に注目してください。
その病院なりクリニックなりの標榜する科が、いくつか書いてあると思います。

内科、心療内科、○○科・・・となっている場合は身体的な症状がメイン心療内科、精神科(神経科)、○○科・・・となっている場合は精神的な症状がメインと、理解していただければよいと思います。

で、PTSDの場合は、精神科(もしくは精神科医がやっている心療内科)のほうが良いでしょう。
カウンセリングも受けられる病院だとベストです。

余裕があるなら、病院とカウンセラーを別に探すという手もあります。

病院によって、保険診療枠のカウンセリング、自由診療枠のカウンセリング、カウンセリングなし、という所がありますので、受診される前に電話で確認されることをお勧めします。

しかし、PTSD、トラウマを治療できない(しない)精神科医も存在します。
この辺もあわせて、受診したい病院に直接聞いてみるといいと思います。

良く分からない時は、お近くの精神保健センターに問い合わせてみてください。
医療機関も紹介してくれますよ。

複雑性なPTSD

複合的な心的外傷後ストレス障害は、暴行、性的虐待、拷問、戦争のような長期の対人関係の外傷によって起こる臨床上認識されてる病気です。

症状としては、感情調整、解離症状、身体愁訴、無力感、恥、絶望、希望のなさ永久に傷を受けたという感じ、自己破壊的、衝動的、これまでもち続けて来た信念喪失、敵意、社会的引きこもり、常に脅迫されているという感じや他者との関係の障害。

PTSDケア

不安なのは当然だと思います。

不安を感じている家族には、ゆっくりと目をみながら話すように心がける。
心を鎮めるためにと、コーヒー、紅茶、緑茶などを飲み過ぎないように。

カフェインが不安を悪化させます。
心を鎮める呼吸法をしてみる。ゆっくり大きく息を吐き、腕や肩、腹部の力を抜き
そのあとゆっくり息を吸うが、吸う時は8割くらいで止めることをイメージする。
(過呼吸にならないように注意する)

不安に陥ってる人に、「たいへん」などと言葉をかけるのはやめましょう。
不安が増幅しやすいからです。
同情や、慰めの言葉は控えて下さい。

ここまで、読んでいただいた通り、通常、私達からすると同情や慰めの言葉は「がんばって」という言葉と同じでメンタルの病気を抱えた人にとっては禁句なのです。

東日本大震災について

かつてない地震と津波の被害に直面した人達にかける言葉をうしなってるかもしれない。
さきほども、書きましたが、「おかわいそうに」といった同情の言葉言われたほうは、みじめに感じ、自尊心が損なわれます。

自尊心こそ、病気の治療して行くには絶対に大事です。
PTSDは、被災者が「自分たちの存在が忘れられていく」と感じることと深い関係があります。

阪神大震災の時に、誰かがそばに「いてくれる」ことがいかにありがたいかを確認したと多くの方が言われてたように、誰かがそばにいてあげて欲しいです。

PTSDの接し方

身近にPTSDの患者がいたら、どのように接したらいいのか・・・接し方が難しいのは当然の事です。

PTSDの患者さんとの関係や距離によりますが、原因をしっているかどうかによって対応は変わって来ます。

出来るだけ、原因に触れない生活を心がける事です。

話題を出さないことと、思い出してしまう場所には決して近づかず思い出させる言動は決して取るべきではありません。

次に、PTSDの原因を知らない場合の対応です。相手が話さない限り聞かないであげて下さい。聞かない事が基本です。

本人から話すまで黙っておき、本人主導の対応をしてください。
またPTSDで情緒不安定になってる時は、安心出来る環境が必要です。
 話は丁寧に聞くなど、大切にされてることを相手が実感できる対応をしてあげて下さいね。

※PTSDは地震の被害だけではなく、戦場から帰国した兵士にも見られる症状の1つです。

自衛隊のPTSDについて

今回、一番活躍してくれた消防隊に自衛隊に警察の人達ほんとに尊敬にあたいする人達だと思います。

でも、自衛隊といえども人間です。毎日毎日、ご遺体やあの悲惨な光景を見ていれば心にダメージをあたえます。

自衛隊隊員や消防や警察は、ガレキを撤去して遺体を発見し、遺体を収容し安置所に 運び遺体を洗浄してご遺族に引き合わせ、更に遺体を埋葬する。

それを繰り返しをしていればPTSDになるのもわかりますよね。
報道の方々もですが、自衛隊員、消防隊員、警察の心のケアも今後必要になって来ると私は思います。

ほんとにほんとにご苦労様です。

PTSDと地震症状

阪神淡路大震災において、震災後の心的外傷後ストレス障害=(PTSD)についてはよく知られているところですが、今回もどれだけ多くの方々がその苦しみを味わうのかと考えると言葉が出てきません。

大災害後にPTSDを発症するのは大人の人で32~60%、子供に至っては26~95%にもなるそう。なかでも、地震でもないのに揺れているような、目眩やふらつきなどを感じる「地震酔い」に悩む人が増え 車酔いや船酔いと同じように、視覚情報と平衡感覚とのズレが原因で、この地震酔いも、地震(災害)によるPTSDの一種だそうです。

「余震がまた来るかも知れない」という不安感が、症状を強めている面もあり、ゆっくりとした深い呼吸を何度か繰り返すと、気分が落ち着き、避難所では周囲の人と手をさすりあう、手を握るなどの「手当て」も、効果的だそうです。

温かいお茶を少しずつ飲んだり、手足を伸ばしたりしてリラックスを心がけるようにしてみるのもいいですね。

乗り物酔いは車から降りれば治ると同じように、「地震酔い」の症状が出ても特に心配する必要はなく、今後も地震が続いたとしても、ほとんどの人は揺れに体が慣れてきて、

自然と、「地震酔い」しなくなってくるそうです。

苦しければ乗り物酔いの薬を飲むという方法もあるようですが、できるだけリラックスするようにし、
違った景色を見たりして、これまでの感覚をリセットすると良いですね。

PTSDの診断基準

米国精神医学会が初めてPTSDの診断基準をつくり
 その後、世界保健機構が「ICD―10」としてPTSDの診断基準を示しました。
 ◆診断基準
  ほとんど誰にでも大きな苦悩を引き起こすような例外的著しく脅威的な破局的な
  性質を持ったストレスの多い出来事、また、状況を体験しフラッシュバック、生々し
  い記憶、繰り返し見る夢、またはストレスの原因に似た状況にさらされた時、体験する苦痛によって、記憶がしつこくよみがえって来る。
  また、その原因と似た状況から現実的な回避を好む。ストレスが暴露された時期の部分的想起不能、過敏性、過覚醒の増大、数週間から数ヶ月の潜伏期間を経て発症する。
  専門的な内容は詳しく説明できませんが、特徴的な項目は4点があげられます。
① 外傷体験存在②再体験③回避④覚醒の亢進
この四つがあげられます。

サブタイトル【PTSD予防】
 安全が確保された上で以下の事を行う

  1. 水分をとる 体内のアドレナリンを薄めるため
  2. 身体の感覚をもどす 全力で手で壁を押す(15秒息をしながら)
  3. 誰かと接触をもつ コンタクトは大切  
  4. 体験を話す どんな風に生き延びたのか、とっさの事態でどんな判断をして今にいたるか体験を話す

話を聞いてる人は、その時の状況、情動、特徴などをなるべく聞き出すようにする。
「そのパワーをもって生き延びてきたんですね」と力づけてあげるように。

日本中みんなが怖い思いをしてると思います。
実際に地震の揺れを感じなくても、ニュースを見ただけでショックに飲まれています。
どうぞ、気を確かに心を落ち着けて・・・

もっと酷い状況に居る人がいるのに私は何も出来ないと思ってしまいがちですがまずは個人個人が身近にいる人を思いやり、安全、安心に過ごしましょう。

PTSDとASDについて

急性ストレス障害をASD、心的外傷後ストレス障害をPTSDといいます。

急性ストレス障害の場合:基本的な心理教育として、起こっている様々な症状は大きなショックを受けた人の身の上には通常起こる。

正常な反応であるようなノーマライゼーションをおこないます。

また、その後もストレスを受け続ける二次的な被害がないような生活環境であるかについてもチェックして、そのような被害が起こらないようにある程度のケースワーを行う事も時として必要だと思います。

急性ストレス障害(ASD)のほとんどは自然治癒します。

心的外傷後ストレス障害(PTSD)の場合は、現在の日常生活の阻害の程度によって対応が異なります。
軽くこれまでの経緯から自然回復が見込まれる場合は心理教育と共にストレスマネジメントを行います。
PTSDにはEMDRという心理療法が有効です。

ptsd症とは

この疾患は同じ恐怖体験をした人がすべて発症するわけではないことから、ストレス体性の弱さが原因として挙げられます。
それには遺伝的素質や性格、養育環境などがかかわっていると考えられています。
主な症状としては、出来事の重要な部分を思い出せない、当時の恐怖心や身体体験が突然よみがえる、などが特徴的なものとして挙げられます。
また、出来事を夢のなかで再体験するのも典型的な症状の1つです。
PTSDは神経過敏になりやすく、驚きやすく、警戒心もつよくなります。
ときには怒りを爆発させたり、パニック状態になることもあります。

マスコミPTSD

繰り返し津波に町が飲み込まれる映像を流し、憔悴しきった被災者の映像を流し続ける。

被災者は情報を得るためにTVなどを見るが、子どもはもちろん、大人にも辛いし精神を不安定にする。特に津波を目の当たりにした人や目の前で人が流され助ける人ができなかった人たちは、そのたびに強烈なフラッシュバックに悩まされる人もいる。

ところが、こういった人を確認しているのにもかかわらず、それを無視した報道という正義を振りかざしたスクープ合戦を展開しているのが現状。
しかも、NHKもそれを率先してやっている。
マスコミはPTSD患者を大量に生み出そうとしているのか?

もっとも冷静になり自重すべきなのは、マスコミなのかもしれない。

PTSDの対応について

阪神大震災でも大きな問題となりましたが、PTSDは、地震、洪水、火事のような災害、または事故、戦争といった人災や、テロ、監禁、虐待、強姦、体罰などの犯罪など、多様な原因によって生じる病気です。

被災をした方々の中には、地震を思い出させるような映像、音を聞いただけで、震えや涙が止まらなくなってしまう、体調が悪くなってしまいます。

阪神大震災当時、病院で働いていた医療関係者の中には、家族や親戚、友人のことが気になっても、病院から離れられない状態で、その結果PTSDになってしまったという人も多かったようです。

PTSDも早めの対応により、その後発症のリスクが低くなり、発症したとしても軽度で抑えることができます。
精神的なストレスに対するケアが一刻も早く多くの人に提供されることを期待しています。

PTSDの治療法

PTSD治療の目的を一言で言うなら、トラウマ体験を「過去の出来事」としてしっかり終わらせること。

トラウマの記憶は、意識しないように考えてコントロールできるものではありません。トラウマを過去のものとして終わらせるためには、まず記憶に正面から向き合う必要があり、心理療法が不可欠になります。睡眠障害や、うつ症状などを併発している場合は、適切な薬物療法も必要です。

PTSDの大きな特徴は、過去のトラウマ体験が悪夢やフラッシュバックなどの形で現在も続いてしまうこと。過去のトラウマ体験を過去の出来事として終了させることが、治療のゴールです。

意外に思われる人も多いようですが、出来事を消化するためには、トラウマ体験をなかったこととして意識に上らないように抑えつけるのではなく、実際に起きてしまったこととして受け入れ、自分からその話ができるようになることが回復への大きな一歩となります。

心理療法では、通常は断片化されているトラウマ体験時の記憶をつなぎあわせて記憶を再構築したり、原体験と似た状況を人為的に作り出してトラウマを再体験するなどの手段を使います。

意識から払いのけたい衝動が生じるトラウマ体験を直視できるように手助けすることで現実と向き合い、出来事が消化できるまで治療を続けます。またカウンセリングなどを通じて、不合理なほど強くなってしまった自責の念など、PTSDで生じやすい誤った考えの矯正も行います。

薬物療法は、PTSDの様々な症状による苦痛や不快感を軽減させるために行われます。

例えば、夜なかなか寝付けない、眠っても眠りが浅く何度も目がさめてしまうといった不眠症状に対しては睡眠薬を、また、気持ちが冴えず何もやる気がしないなど、気分の強い落ち込みに対しては抗うつ薬を処方します。

適切な服薬で感情の波を上手くコントロールしながら、元の生活を取り戻せるようにサポートしていきます。

原発のPTSDについて

今の政府がこの有様だから、われわれが、行動を起こさないといけないだろう。

今の時点で、身を張って動けば、そのとき、PTSDは起こらない。

PTSDに関して、戦争での体験に関しては何ともできないだろうが、今回の地震、津波、原発事故、これは、何とかなると思います。

いったん、PTSDになると、それはその後いろんな治療を受けても、たぶんゼロにはならないだろう。単に、恐怖感が、減少するだけだろうと思う。今は、がんばってほしいとか、募金というのは、まだ早いように思う。

今は、生き抜くのだという言葉とともに、一緒に生き抜くことでしょう。
そのように、被災者とともに、他の人が生き抜くことが、その人たちのPTSDを防ぐことができると思います。

一人でも、PTSDになる人たちが少なくなるようにさしあげたいです。

報道とPTSD

この度の東日本大震災は未曽有の大災害となっています。

直接体験された方だけではなく、連日の報道を見ておられる方も何度も繰り返し見ることにより、トラウマになる場合も考えられます。

あるいは、過去に似た体験をされた方はフラッシュバックを起こされる可能性があります。

子どもたちへの影響も心配です。

大人でも厳しい映像を、子どもたちが同じように見ることで自分のいる環境に対して、安心感・信頼感が揺らいでいないか。

いつもと違った遊び方をしていないか
ものの扱い方が変わっていないか
夢を見て起きたりしないか・・などにも心を配ってあげて下さい。

大人も子供も毎日映像を見るのではなく、情報としてたまに見る方がいいのかもしれません。

そして最後になりますが、今回の地震で全国、そして世界が一つになって動いています。

人っていいですよね。
これから、被災地の方々は色々悩みや、精神的な症状が出てくるかもしれません。
そんな時は、まわりの同じ状況にある人と話しあったりカウンセラーを受けるなどしてみてください。

人は一人では生きられません。人に頼ったりしてもいいじゃないですか
泣いてもいいじゃないですか・・・
被災した方々・・・今はたくさん頼ってください。
今は、心より応援しています。

参考サイトURL

yahoo知恵袋
https://chiebukuro.yahoo.co.jp/
yahoo
https://www.yahoo.co.jp/
All About
https://allabout.co.jp/


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