手作りのぬくもりを大切に、あなたの常識を揺さぶる丁寧に仕上げた記事をお楽しみください。
最終更新:2024年11月7日
自己信頼とは、一言でいえば自分自身を信頼する、ということです。
ナポレオンヒルやデール・カーネギーなど、全ての自己啓発書の原点にも通じるラルフ・ウォルドー・エマソンの主な概念である
自己信頼を執筆した書籍より、ここで抜粋しつつ紹介してまいります。
自己信頼とは?
自己信頼とは、一体何なのでしょうか?
それとも、ナルシストになること?
あるいは、人の言うことを取り入れず傲慢になること?
または、自分の殻に閉じこもること?
…などなど
自己信頼という言葉自体からは、色々なことが頭に浮かんでくると思います。
自己信頼とは…
自分の考えを信じること、自分にとっての真実は、全ての人にとっての真実だと信じること-それが天才である。
心の中で確信していることがあるなら、声に出して語るがよい。そうすれば、それは普遍的な意味を持つようになるだろう。
と、このように書かれています。
自分の中で思考を巡らせるだけでなく、それを信じ発することの重要性が書かれています。
では、なぜ自分を信じることが重要だといえるのでしょうか?
自己を信頼する重要性の理由とは?
自分を信頼する理由とは…
内なる声が聞こえてくることは、決して珍しいことではない。
モーゼやプラトン、ミルトンの最大の功績は、書物や伝統を無視し、
世間の考えではなく、自分の意見を語ったところにある
人は外の世界が目に映るがゆえ、自分以外の輝きに影響されやすいといえます。
しかし、本当の輝きは、自分の中にこそあるのだと、エマソンは訴えかけてきます。
エマソンは優れた芸術作品を参考に、このように述べているわけです。
自分の中に自然沸き上がってくる印象に従うべきだと教えてくれる。
そして更に…
さもなければ、翌日にはあなたがいつも考え、感じてきたのとまったく同じことを、
どこかの誰かが言葉巧みに語りだし、あなたは恥じ入りながら、自分の意見を他人から頂戴するはめになる
とまで書いているのです。
現代ではネットが普及したことで、自分の意見を語ったことでさえも、
どこかの誰かが言葉巧みに語りだす…ということは、当たり前のようになされています。
そして、「ねたみは無知であり、人まねは自殺行為である」と述べた上で、
人間は自分を半分しか表現しておらず、天から授かった神聖なアイディアを恥じている。
正しく伝えるなら、そのアイディアは調和を生み、良い結果をもたらすだとう。
しかし臆病者には紙の御業は伝えられない。
とオリジナリティのポイントを語っているのです。
ここからは、重要だと思えるポイントを絞って記載しておきます。
損得ばかり考えない幼児は、誰にも従わず、世界が幼児に従います。
なぜなら、まだ何者にもとらわれていないめが備わっているから。
大人になるにつれ、様々な結果や利害が絡んでくることで、自意識によって、
自分で自分の牢獄に閉じ込められているわけです。
恐るべき存在とは?
どん誓約もせず、同じものを何の影響も、偏見も、汚れも、恐れもない無垢な目で、
何度でも眺められる人ーそんな人こそ、いつの時代にも恐るべき存在であるに違いない彼は目の前に起きているどんなことに対しても、自分の考えを語る。
それは個人的なつぶやきではなく、耳を傾けるべき意見とみなされ、人々の耳を矢のように貫き、畏怖させるだろう。
こうした自分の考えの中で出てくる声は、ひとりでいる時に聞こてくるものであり、外界からの情報が流れ込んでくるところでは起きないわけです。
つまり、世間の中に入ると徐々に観えない、聴こえない、考えられなくなり…
行き着く先は、人間らしさの喪失となっていきます。
それではここで、利益と無垢について考えてみましょう。
「人類の最大の発明は株式である」という見解もあります。
アインシュタインは「人類最大の発明は福ちゃんである」と述べています。
※もとい「人類最大の発明は複利である」でした。
ただ、その社会の中では、利益が1番優先であり、大多数の消費者の自由や教養は放棄されますし、
その中でも、もっとも求められることは”順応(空気を読む社会)”となり、自己信頼は嫌悪されることになるわけです。
とはいえ、1個の人間で在り続けたいのであれば、社会に迎合してはいけないということになります。
不滅の名誉とは、善という名目に惑わされないことなのです。
例えば、わたしは近年、このような真実が見えるようになりました…
裏の裏を暴いている人は、目論見がある事が多いといえます。
裏の裏は表になるので、説得力があるので、利用されているわけです。
しかし、本当の真実は裏の裏のもう1つ裏にあります。
ともあれ、結局のところ、自分の精神の高潔さ以外に、神聖なものはない。
自分自身を牢獄から解き放てば、いずれ世界の賛同もえられるだろう。
と、エマソンは語りかけています。
この理由として、
人間がいとも簡単にバッジや名前、大きな団体や死んだ組織にひれふしてしまう。
その事を考えると、恥ずかしくなるほどだ。
との述べているわけです。
時代を超えた自己信頼とは?
遥か遠くの平和を考えるよりも、自分の家庭の平和を考えるべき、という旨も語られています。
と同時に、
善良さにも、ある程度の気骨が必要だーそうでなければ何も生まれない。
もし、愛の教えが弱音や泣き言しか生み出さないなら、バランスをとるために憎しみの教えもとかなければならなくなる。
という強さの必要性も語られているのです。
エマソンの言葉でよく出てくるもので、偽善者を切り捨てるような発言があります。
それはおそらく、無教会主義の先導者ということが影響しているのかもしれません。
※当時の風潮とは、ある意味では反対の発言をしていたことになるわけです。
とはいっても、反対の意見を推奨しているわけではありません。
他にも、いつの時代にも通じる言葉としては…
きらびやかだが不安定な人生より、つつましくとも誠実で平穏な人生の方がずっと好ましい。
核心を突く言葉としては…
やっかいなことに、世界には他人の本分を本人よりも知っていると思い込んでいる人々がいる。
という言葉です。
ネットで情報発信が簡単になった現代では、特によく見かける光景なのではないでしょうか。
大多数の意見に従うことは容易いことです。
SNSなどで、コメントをしてくれた人へプレゼントという戦略の結果を眺めていればそれは明らかです。
「これだけ多くの人が支持しているのだから…」
と簡単に誘導されてしまうことで、高額でもヒモを緩めてしまうことになるわけです。
だからこそ、自己信頼を高める必要があるともいえます。
自分にとって、すでに意味を失った慣習に従う必要はない。そのような事をすれば自分の力を浪費するだけだ。
時間は無駄になり、自分らしさも失われる。
!–more–>自己信頼から遠ざける恐怖とは?
それではここで、恐怖の正体を知るヒントが隠されている言葉を抜粋したいと思います。人々を自己信頼から遠ざけているもうひとつの恐怖は、一貫性である
これは、どういうことか?
つまり、人はある人の行動を予測するためには、その人の過去の行為を基準にみるしかないし、
本人もそれに答えるために、過去の言動を過度に重んじる、ということです。一貫性を保て、とはよく聞く話かもしれません。
しかしエマソンは、そもそもその分別自体が、記憶の屍を引きずり回している状態だと言っているわけです。仮に矛盾しいたとして、それがなんだろう
~例え過去の記憶がしっかりしていない時でも、
~現在の視点から過去を徹底的に検証し、日々新しい1日を生きること。
それこそが賢明な態度と語っています。
つまり一言でいえば、
”誤解を恐れるな!”
と言っているのです。これまで賢人と呼ばれた方々…
ソクラテス、イエス、ルター、コペルニクス、ガリレオ、ニュートンなどを例にして、
みな誤解された、と言っています。そして更には、
偉大であるとは、誤解されることなのだ
とまで言い切っています。
確かに、ある部分だけを取り出し、揚げ足を取る人は後を経たないのが世の常かもしれません。
しかし、それを踏まえた上で…今考えていることを断固として語りたまえ。
そして明日は、たとえ今日いったことの全てと矛盾していても、
そのときに考えていることを断固として語るのだと断言しているのです。
人はその人自身でしかありえない。その人を語るのは、意志よりも人格だ。
~自分の道を行くのだ。そうすれば、過去の行為が、いまの自分を正当化してくれる。
偉大な行為は、未来に働きかける。こうなりたいと思う自分にいま、なるのだ。いま行動せよ。
どんなときも人目を気にしないよう努めれば、常にそうできるようになる。人格の力は積み重なる。
全ては同じ人間なのです。
人間は自分の価値を知り、常に主体的に行動すべきではないか。
世間は自分のためにあるのに、まるでもぐり商人のように、のぞき見をしたり、盗みを働いたり、
こそこそと歩きまわったり、こそこそと歩きまわったりする必要があるのだろうか。~この世の人間は飲んだくれのようなもので、たまたま正気に戻るときに、
自分は本物の貴公子だと気づくのである。信頼される者とは誰か?
自己信頼、自己に関わるこの問いを突き詰めていくと…
自発性(独立心)や本能(潜在意識)という根源(直感)に行き着きます。
どういうことか?
自分と全ては一体だということです。
ここまで記載してきて、エマソンは否定論者に思えるかもしれません。
しかし実際には…思慮のない人々は他人の意見を簡単に否定する。
と言う見方を持っています。
つまり、知覚(直感)と意見は違うことであり、それは気まぐれではなく、紛れも無い事実だと言われているのです。
ところで、インターネットの普及で、匿名で意見を言える環境が出来たことにより、
「私はこう思う」「私はこうだ」
と言いやすくなってきています。正直に生きやすくなってきているわけです。
正直に生きることで、真実が見えてきます。
と、同時にそれは現実の自分とのギャップに苦しめられるという、
新たな問題も生じてきているのかもしれません。結局のとこと、自己信頼とは直感によるものということになります。
ただそこに存在している自分、ということに落ち着くことになるわけです。変化と活動の中で、力は生まれ魂は存在できるわけで、
価値とは今生きている中で存在できます。何を言いたいのか?
富や権力を既に手に入れているものは、この状態を嫌うということです。
なぜなら、いつまでも固定しておきたいから。
つまり、金持ちも貧乏人も、成功者も堕落した者も、全ては同じ人間だという事実を、
腹の底では認めたくないわけです。全てが同じで変化の連続であるなら…
ではなぜ、自己信頼が重要なのか?自己信頼が重要な理由とは?
その理由は、魂が存在する限り、自ら行動する力も存在するからです。
人間はひとりで生まれてきた。そしてひとりで歩み、ひとりで死んでいく…
元々の存在が美であるならば、繋がりを受け入れる必要はないし、影響されなくてもいい…これはどういう意味なのか?と言いますと、
人類には私の血が流れ、私には人類の血が流れている。
だからといって、なぜ、彼らの欠点まで身につけなければならないのか。ということになります。
つまり、”私自身が行動を起こさないかぎり、誰も私に近づくことはできない”、とまで言っているのです。
仮面の笑顔で人々をもてなしたり、いつわりの愛情をかけたりするのはやめよう。
これ以上、自分を取り巻いている、あざむき(欺き)、あざむかれている(欺かれている)人々の期待通りに生きてはならない。これまで述べてきた事に共通する事を一言で表すならば…
『ありのままの自分』
ということを愛する大切さとなるでしょう。それは同時に、ありのままのあなたを愛することにも繋がるわけです。
そしてそれは…
利己心からではなく、謙虚で誠実な心からそうするのです。
徳を身につけ、理性によって心の平静を得ることを目指した一派にストア派というものがあります。
人間の可能性は、エマソンの時代と今の時代の違いを見ても明らかです。
つまりこれは、「自己信頼を実践してきた結果、新しい力が姿を現した結果」ともいえます。自分自身に従って行動するなら、即座に世間はその人をあわれむのをやめ、
むしろ感謝し、尊敬の念を抱くようになる。ーこの事実を教えてくれるのだ。
そうすれば、人間の生は輝きを取り戻し…~自己信頼を高めていけば、あらゆる仕事と人間関係、宗教、教育、研究、
生活様式、交際、財産、観念に革命が起こることは想像にかたくない。祈りの弊害とは?
その祈りに弊害があるとすれば、どんなことなのでしょうか?
エマソンは祈りについて、こう言及しています。特定の利益を求める祈り、なんであれ、万人にとって善ではないものを求める祈りは有害である。
祈りとは、至高の観点から現実を深く静かに思うことだ。~私的な目的をかなえるための祈りは下品であり、盗みに等しい。
~神と一体になった人は、もはや物乞いをしない。そして全ての行為に祈りを見出していく、~もう1つの誤った祈りは後悔である。
不満というのは自己信頼が足らず、意志が弱いからだ。不幸を悔いれば、不幸な目に合った人を助けられるというなら、そうすればよい。
そうでないなら、自分の仕事をするのだ。その時、すでに復活のプロセスは始まっている。
後悔と同じく、同情にも価値はない。幸運をつかみたいなら、その鍵は手元の喜びにあります。
神にも人にも喜ばれるのは、自立した人間です。聖なる神々は疾風のごとく、不屈も人のもとに降り立つ
ゾロアスター~ゾロアスター教の開祖の言葉確かに、歴史にも、現代にも、偉大だといわれる人は数えきれないほど大勢います。
しかし、同時に、人間の精神として、ひとつとして同じものはないわけです。
遺伝子学が発達し、クローンの培養が可能となった現代でさえも、
全く同じ人間に関わらず、その環境は0からのスタートとなります。これまでの歴史を振り返ってみても、これからの歴史を考えてみても、
あなたはあなたしかいない。
そこにいるあなたは、もう2度と現れることはないわけです。自分自身にもっともふさわしい場所とは?
個人的には、旅行も引きこもりも、どちらも大好きです。
では、自分自身にもっともふさわしい場所とは、どこだといえるのか?
それは、今、自分がいるべき場所だと断言できます。
これから、どこへ行こうと、いつまでもココにいようと…
関係ありません。自分がどこへ行こうとも、自分が今いるところが総括本部です。
人の心理とは、自分にないものを手に入れたくなる特徴があります。
しかも、手に入らないと思えば思うほど欲しくなるわけです。
しかし、それはエマソンから言わせると、自分から逃げているに過ぎないことになります。
旅行を愚者の楽園とまで言い切っているのです。もちろん、外からの刺激を元に、今いる自分自身の元の良さを確認できれば、それに越したことはないでしょう。
とはいえ、殆どの場合、旅行だけではなく、気分転換という言葉で自分自身から逃げている姿を数多く確認できるのが、
他ならなぬ、現実ということなるでしょう。しかもそれは、実際の旅行だけではなく、精神の旅も含めてそう言い切っているわけです。
そして、芸術とは魂が作り出すものであり、自分の精神の中に求めたものとも語っています。自分自身にこだわるのだ、ゆめゆめ模倣してはならない
これは、モデリング手法はダメというわけではなく、守破離の守のままではいけない、ととらえることもできるでしょう。
なぜなら、学びは必要だからです。
ということは、学びとは、実はその部分こそが、とても重要なことだといえるのだと気づかせてくれるわけです。
そうです。
その部分とは、自己信頼ということです。自分に割り当てた仕事をするのだ。そうすれば多くを望み過ぎることも、大胆になりすぎることもない。
失敗するパターンとは?
多くの失敗するパターンというものは、
成功していると思われている人の影響を受けすぎることです。もう少し分かりやすくいうなら、
メルマガは全て解除する
くらいの覚悟が必要だと思います。私自身、職業柄とはいえ、情報収集のために数百誌のメルマガを購読していて、
その中で、重要だと思えるものだけを、その時その時で読んでいますが…
様々な観点から出た結論は、成功を邪魔する行為以外、何ものでもない、ということに気が付きました。そこのことに気がついてからです。
気がついて、はじめて自己信頼というか、自分を取り戻すことができました。
しかし、全メルマガの解除、これこそが自分を信頼し、強い意志を取り戻さなければ出来ないこととなります。これはほんの1例ですが、参考にしていただければ、幸いです。
ともあれ、自分の心の声に従い、素朴で高潔な生活を送るだけで、
原初の世界を再び地上にあらわすことができるのです。
※原初の世界とは、世界の始まりであり、無限の世界を意味しています。そうです。
あなたが無限の力を手に入れる方法は唯一これしかない、と言っても過言ではありません。全ての芸術を始め、教育は元より、宗教でさえも、もっぱら外に目を向けていると、エマソンは語りかけてきます。
宗教もそうですから、ほぼ全てといってもいいのかもしれません。
宗教は内なる声に目を向けているように見えますが、結局は外との比較ばかりを気にしている状況が多いともいえるでしょう。
※あちらの教義より、こちらの教義が上回っているなどここで、思い出してください。
どんなに偉大だと思える天才も、その本質はひとりの人間である、ということを。かのナポレオンも、自身の勇気のみを頼りに進むことでヨーロッパを制した、という例をエマソンは語っています。
お金と自己信頼の関係とは?
資本主義社会の真っ只中で生きている私たちにとって、興味深いことが書いてありました。それは、「財産」を信頼することに関してです。
世の人々は人格ではなく、所有しているものによって相手の価値をはかる
しかし、教養を身につけ、自分の本質に敬意を払うようになった人は、自分が所有している財産を恥じるようになる。特にそれが偶然手に入ったものーたとえば相続、贈与、詐欺に似た行為なども含む犯罪によって得られたもの場合は、
なおさら嫌悪し、それは自分のものではないと考える。これらに対して、人格は常に必然によって獲得される、と付け加えています。
これは、生きた財産であるので、何者にも奪われることはありません。
それどころか、繰り返し成長をしていくものなのです。はい。
いよいよ終盤に差し掛かってきました。
自己信頼のまとめ
これまでに、様々な角度からエマソンの言葉を抜粋してきました。
いきないそれらの全てを理解することは難しいとしても、
この言葉だけは、胸に刻んで帰ってください。外からの支援をすべて退け、ひとり立つときのみ、人は強くなり、勝利を手にする
「自らの旗下に集う者が増えれば増えるほど、人は弱くなる」と付け加えているわけです。
そして更に、偶然を頼るべきではない旨も明記しています。
政治的勝利、地下の上昇、病気の治癒、懐かしい友の帰還といった好ましい出来事は、
あなたを元気づけ、明るい未来を期待させるかもしれない。
しかし、そのようなものを信じてはならない。あなた自身をおいて、あなたに平和をもたらすものはない。
これが根本原理だという締めくくりになっています。
いかがだったでしょうか?
興味をもたれた際には、是非、全文を読んでいただきたいと思います。
このアメリカを代表する思想家ラルフ・ウォルドー・エマソンの書籍が1841年に出たということは、
今から、173年前です。
1840年代のアメリカといえば、ちょうど産業革命が始まった頃に執筆されました。アメリカの個人主義に多大な影響を与えたエマソンの言葉が、今の日本人にどれだけ受け入れられるかは分かりません。
ただ、これからの日本も高齢化と少子化対策の中で、他国との共存は避けて通れない道という意味では、
多民族国家として繁栄をもたらしていったアメリカの個人主義から、学べることも少ないと考えています。ここまで読んでいただき、すでにお分かりだと思いますが、
自己信頼とは利己主義とは違います。そのような狭いエゴだけでは、とても繁栄はしていけないでしょうし、アメリカは既にバラバラになって解体していたことでしょう。
真の自己とは、潜在意識の観点も備えた普遍性を意味しています。
自分自身に対し、謙虚に向かい合い、正直に生きることは、相手の個人意志を尊重することにも通じるわけです。
それが引いては、調和をもたらし、もっと自由で幸福な状況をもたらしててくれるようになります。エマソンの思想の中心は、一言でいえば”精神の独立”です。
先ほどの記載しましたが、キリスト教会が権威を持っていた時代背景をみても、
この自己信頼を出した決意は、なみなみならぬものがあったことでしょう。既に感じられていると思いましが、エマソンは論理性を指摘されることも多いようです。
それは直感を大切にしているがゆえであり、
だからこそ、心の奥深くに突き刺さるものがあるのだと思えてなりません。編集後記
本を整理していた際に、偶然出てきた書籍を元に、メモ代わりに”さらっ”と書き記すつもりだったのですが、
思ったより長くなってしまいました。実際の翻訳された書籍は107ページであり、一般の単行本よりは薄く読みやすいと思います。
その中の凝縮された短い言葉の中かからは、気づかせてくれることも多々ありました。これからは、自分の意志として、自分の意志をしっかりと発信していかなければなりません。
エマソンを読む前から潜在意識に関し考えていたことで、最近更に考え始めたことの1つに
『自分自身の無意識の師匠となる必要がある』
ということです。無限のカオスより、自分自身を作り出すキッカケの1つとして、ここに書き記しました。
自己信頼の元に…
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