最終更新:2024年10月11日
25-3.興行収入のヒット
前回の話
「性行為の抜け道」では、カオリがブログのアクセス数を増やすために、性行為とメンタルヘルスの関連性についての記事を公開し、大きな反響を得ました。
カオリのブログは前回の記事で大成功を収めたが、心の中にはまだ不安が残っていた。センセーショナルな内容で一時的な成功を収めたものの、今後も同じ方法で続けていくべきか悩んでいた。そんな時、再び匿名の送信者からメールが届いた。
カオリさん、
前回の記事は大成功でしたね。次は更に一歩進んで、映画やエンターテインメント業界の興行収入についての記事を書いてみてください。このテーマは多くの人々の関心を引き、さらにブログのアクセス数を増やすことができます。ただし、単なる情報提供ではなく、独自の分析や予測を加えることで、読者に価値を提供することが重要です。
成功を祈っています。
匿名
カオリはこの提案に興味を持ち、映画の興行収入に関する記事を書くことに決めた。まずは最近のヒット映画のデータを収集し、分析を始めた。そして、自分なりの視点を加えて、読者にとって価値のある情報を提供する記事を作成した。
記事が公開されると、すぐに多くのアクセスが集まった。SNSでも話題になり、読者からの反響も大きかった。カオリは次々と記事を更新し、収益も着実に増加していった。しかし、次第に問題が浮上し始めた。
ある日、カオリの元にまたもや匿名のメールが届いた。今回は、ある映画スタジオからの協力依頼だった。スタジオはカオリの記事に感銘を受け、自社の映画の宣伝記事を書いてほしいという依頼だった。報酬も高額で、カオリにとっては大きなチャンスだった。
しかし、その映画スタジオには評判の悪い噂があった。過去に不正な手段で興行収入を操作していたという疑惑があるのだ。カオリはこの依頼を受けるべきかどうか、深く悩んだ。大きな収益を得るチャンスではあるが、自分の信頼性を危険にさらすことになるかもしれない。
結局、カオリはスタジオの依頼を受けることにした。報酬の魅力に勝てなかったのだ。彼女は慎重に記事を作成し、スタジオとの契約を結んだ。しかし、記事が公開されると同時に、読者からの厳しい批判が寄せられた。「商業的な宣伝記事だ」「信頼性が失われた」とのコメントが相次ぎ、アクセス数は一時的に増えたものの、カオリのブログの信頼性は大きく損なわれた。
次回:「胡散臭いプロ」
カオリは次なる挑戦として、どのような道を選ぶのか。新たな問題が彼女を待ち受けることになる。
※この物語はフィクションです。実在の人物、団体、事件などとは一切関係ありません。
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