最終更新:2024年11月14日
伝え方と書き方と話し方のポイントには、共通点があります。それは言葉です。言葉を自由に操られるようになることで、自分も相手も自由にコントロール出来るようなります。
こう聞くと、どんな感じを受けるでしょうか?
バカバカしいと感じるでしょうか?
それとも、通り越して胡散臭く感じるかもしれません。
もしかすると、気味が悪い感じを受けることもあるでしょう。
そうです。心を動かす力、これが言葉の力なのです。
言葉の力とは、何なのか?
今回は、この力の秘密を解説してまいります。
※今回は、最後に特別な案内を添えてあります
言葉の力とは?
言葉の力とは?一体なんなのでしょうか?
それを一言で表すならば、魔法のスペルのようなものです。
スペルとはまじないであり、呪術的であります。
なので、使い方を誤れば、自分自身に跳ね返って大火傷を起こす恐れすらあるのです。
例えば、相手に対し自分を忘れなくさせる程の言葉を使用するということは‥
ストーキング行為にまで発展させてしまう可能性すらあります。
このように、言葉の力を操れるということは、決して良いことばかりではありません。
もちろん伝え方をマスターすることで、書き方をマスター出来ますし、話し方も上達するでしょう。
ということは、ブログを運営している人は、記事を書く際に応用できますし、営業をしている人にとっては販売トークで使えます。
更にいえば応用することで、異性をゲットする際にも活かせますし、先生が生徒(逆も含め)を説得する際にも使えるのです。
※極端な言い方をすれば、自殺をほのめかしてる人を、交渉術のように使うことで止めさせることができるかもしれません。
これからお話するテクニックは、国語ではありません。
ということで、学校では教えてくれないスキルとなります。
とはいえ、テクニックを追い求めてばかりいると、先ほどの魔に支配されかねないのです。
魔が言い過ぎだとしても、自分が学んだテクニックを、相手がそのテクニックを使っていたら…
そう想像すると、あまりいい気分はしないと思います。
これは、伝え方だけでなく、どんなノウハウでも共通することです。
とうことで、そうならないために、まず最初にこの2つを心得てください。
1,誰に提供するのか?
2,どんな結果に変えるのか?
この2つです。
まず「心を込めて相手に役立つためだと決め、そのために結果を変える」と明確にしておくことです。
実は伝える技術としては、文章が上手い下手はそこまで関係ありません。
もちろん大学を出ていなければならない、ということもないのです。
取り扱い説明書とは違います。
心を込めて伝えること
これが1番大事だと思います。
このことを踏まえた上で、伝え方を学んでいくと更に活かしていけるでしょう。
伝え方をお伝えする前に、ご挨拶にかえて
今回のご挨拶にかえて、少しだけ音声を録音しました。約2分
伝え方の記事を書いた理由
とその前に、伝え方の記事を書いた理由をお話します。
かなり前の話にさかのぼります。
まだ伝える事に慣れていない時でした。
私が伝え方を少しも考えないで、何となく書いた時の事です。
その伝え方がキッカケで「何を伝えたいのか分からない」と言われ、とても傷ついた経験があります。
それからというもの、猛反省し、分かりやすく伝えるための検証を繰り返しました。
それこそ、朝も夜も血の滲むような訓練をし、一時期には、腱鞘炎になりかけたほどです。
おかげ様で今では、とても分かりやすいと言われる機会が増え、しかも結果さえも変える事が出来るようになったのです。
「内容が同じでも、伝え方次第で、こんなにも結果が変わり、人に喜んでもらえるんだ」と気付き、
であるならば、ここにまとめておくことで、誰かのお役に立てるのではないか、そんな思いで書きました。
『こんな伝え方もあったんだ』
と思っていただけるような技術をお伝えしていければ、と考えております。
それでは、始めて参りましょう。
伝え方の前提
それは、相手がいるということです。
何かを書いたり話したりする時には、必ずメッセージを伝えるべき相手が存在します。
なぜ、こんな当たり前のコンコンチキな事をいうのか?
その理由は、ついつい忘れてしまうからです。
伝えている最中は、自分の頭の中で浮かんだ事を整理しながらの作業となります。
なので、自分の世界に入ってしまいがちなのですね。
そうならないよう、客観的に見て行く必要があります。
まずは、大前提として、
頭の中をそのまま伝えない
ということを肝に銘じておきましょう。
分かりやすくいえば、頭の中を変えれば、結果も変わる、ということです。
では、どのように頭の中で変化させればいいのでしょうか?
その答えは、一言でいうと、
『相手が受けるメリットを考える』
ということになります。
つまり、「○○を伝えたい」という自身の欲望をそのまま伝えていたのを、
相手の欲望を満たす提案に変える、ということです。
それでは次に、実際に例を出してみましょう。
伝え方の1つ目~結果を変える伝え方
結果を変える伝え方をマスターするには、相手が喜ぶ提案をする習慣を付けると申し上げました。
例えば、この記事にしても、
「読んで下さい」
とストレートに言っても、読む人はとても限られてしまうでしょう。
※家族なら、いやいや読むかもしれません。
そこで、
「驚くほど伝わる技術があるけど、知りたい?」
と変えることで、読んでいただく可能性がグッと上がるはずです。
少なくとも、伝える技術を学びたい欲求がある人は、読み進めてみるに違いありません。
他にも例を挙げてみましょう。
訪問者にリピーターになって欲しい時、
「また、訪問してください」
これでは「別にいいかな」と思われるか、忘れ去られてしまう可能性が高いといえるでしょう。
これを、次のように変えてみます。
「更にクオリティを上げて、次はとっておきを用意しておきますね。」
このように伝え方を変えることで、結果を変える(確率を上げる)事が可能になります。
伝え方の2つ目~ストーリーとして伝える
ストーリーの力を知るために、あなたに1つだけお聞きしても宜しいでしょうか?
おそらく、嫌いな人は殆どいないと思います。
それほどに物語の引き込む力は大きいといえるのです。
なので、伝える時は物語として伝えるといいでしょう。
分かりやすくするために、1つ例を出すなら、相手に好意を伝える時にしても、
ただ単に「好き」と伝えるのではなく、ストーリーとして伝えてみます。
「最初は嫌いだった。でも、何となく気になり始め…そして、あの事が起こってから…今では忘れたくても忘れられなくなってしまったんだ。それほど好きになってしまったんだ…」
いかがでしょうか?
さり気なく、意表をついて「好き」というのもありですが、物語にすると引き込まれてしまう力が出てくるんですね。
このように言葉は伝え方で、ずいぶんと印象が変わります。
ややもすれば、感動的な言葉さえも作ることができるようになるんです。
歌の歌詞もその1つといえるでしょう。
伝え方の3つ目~0から1へ確率を上げる伝え方
0はどこまで行っても0です。その0を1に変えることができれば、あとは掛け算で一気に上げることもできるのです。
この方法は、その0から1へ変える伝え方となります。
先ほどと同じ例文をとってみましょう。
「この記事を読んでいただけますか?」
この文章をこう変えるとどうでしょう?
「いつもありがとうございます。あなたが97%の確率で○○を手に入れられるように、
この記事を書きました、読んでいただけますか?」
このポイントは、まずお礼をいうことです。
人間には
「自分を認めてくれる人をサポートしたくなる」
という本能が備わっています。
ということは、どれだけ相手を認められるか?という事も、伝え方を学ぶ上で、とても重要な要素となるわけです。
宜しいでしょうか?
伝え方や話し方を考える時陥りがちなこととして、
まず「自分はどう思われるのか?」
ということを考えてしまいがちです。
その前にやることがこれです。
まずは相手を認めること。
何気ないことかもしれませんが、
これが伝え方の奥義といってもいいでしょう。
ぜひ、テクニック云々の前に、
相手を認めることからはじめてみてくください。
伝え方のスキル①のまとめ
それではここで、今回お伝えした3つのスキルをまとめます。
大前提として、「頭に浮かんだ事をそのまま伝えない」と踏まえた上で…
2,ストーリーとして伝える
3,相手を認める
となります。
次は、ギャップを付けることで伝え方のパワーを大幅に上げる方法をお伝えします。
他にもまだまだありますので、伝え方のノウハウは長くなりそうです。
なので、一気に書くと1つ1つが手薄になってしまいかねない理由で、次回に持ち越させていただきます。
もしあなたが、誰かに何かを伝えたい、もしくは伝える必要があるなら、
今回の3つの伝え方を参考に応用して実践してみてください。
この3つを意識するだけでも、結果を大きく変えることができるでしょう。
あなたが、この事をキッカケにして伝え方の達人になることを望んでいます。
ありがとうございました。
それでは、またお逢いしましょう。
こちらは読まれましたか?⇒伝え方のコツ~相手に重要視されるようになる4つの作業
そうそう、大事な事を言い忘れていました…
追伸
今回出てきた内容の1部は、この書籍を参考にしました。
待ちきれない場合には、こちらを先に読んでみてもいいかもしれません。
内容紹介
なぜ伝え方で結果が変わるのでしょう?たとえば、好きな人がいるとします。
でもその人は、あなたのことに少しも興味がないとき、
何と言ってデートに誘いますか?「デートしてください」
こう言ってみました。あなたのピュアな気持ちそのままですね。
これだと断られる確率が高いですよね。
ですが、コトバ次第で結果を変えることかができます。「驚くほど旨いパスタの店が
あるのだけど、行かない?」こう言ってみました。相手は行っていいかも、と思う確率がぐんと上がるコトバです。
どちらにしても、実は「デートしませんか?」という同じ内容なのです。
同じ内容なのに、伝え方で結果が変わってしまう。
これは驚くべきことと思うかもしれません。
ですが、あなたは今までの人生で、「伝え方で変わるのでは?」と、
うすうす気づいているのではないでしょうか。伝え方にはシンプルな技術があります。
この本は、著者が膨大な時間とトライ&エラーで導き出した方法論を整理しました。
料理のレシピのように、誰でもコトバをつくれるよう体系化してあります。
誰でも自分の日常から、試行錯誤の上で伝え方の技術を身につけることもできますが、
それだと辿り着くまでに十数年かかってしまいます。効率がよくありません。
この本は、著者のように回り道をしなくても魅力的なコトバを最短でつくれるよう構成してあります。著者について
佐々木圭一(ささき・けいいち)
コピーライター/作詞家/大学非常勤講師
上智大学大学院を卒業後、1997年博報堂に入社。もともと伝えることが得意でなかったにもかかわらず、
コピーライターとして配属され苦しむ。ストレスから1年で体重が15%増、アゴも無くなる。
あるとき、伝え方には技術があることを発見。そこから伝え方だけでなく、人生ががらりと変わる。
本書はその体験と、発見した技術を赤裸裸に綴ったもの。
後に書籍『スティーブ・ジョブズ』に出てくる伝説のクリエーター、リー・クロウのもと米国で2年間インターナショナルな仕事に従事。
日本人初、米国の広告賞OneShow Designでゴールド賞を獲得(Mr.Children)。アジア初、6カ国歌姫プロジェクト(アジエンス)。カンヌ国際クリエイティブアワードでシルバー賞他計3つ獲得、AdFestでゴールド賞2つ獲得(どうぶつ救援本部)、アジアで最も成功したと評価されAIMアワードグランプリを獲得、など国内外51のアワードを獲得。
広告以外には、郷ひろみ・Chemistryの作詞家として、アルバム・オリコン1位を2度獲得。日本動物愛護協会最年少理事。雑誌「動物たち」のカバーデザイン。WarnerMusic Japanのレーベルロゴデザイン。
上智大学非常勤講師として、学生講座、社会人講座ともに人気。
携わるモノに感動をつくりだすことを、ライフワークとしている。著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
佐々木/圭一
コピーライター/作詞家/大学非常勤講師。上智大学大学院を卒業後、1997年博報堂に入社。コピーライターとして配属。後に書籍『スティーブ・ジョブズ』に出てくる伝説のクリエーター、リー・クロウのもと米国で2年間インターナショナルな仕事に従事。日本人初、米国の広告賞One Show Designでゴールド賞を獲得(Mr.Children)。アジア初、6カ国歌姫プロジェクト(アジエンス)。アジアで最も成功したと評価されAIMアワードグランプリを獲得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
なぜ、伝え方で結果が変わるのか?この本で学べば、あなたのコトバが一瞬で強くなり、人生が変わります。
Kindle版、単行本どちらも出ているようです。
–PR–
こちらは1日10分間視聴するだけです。
実際に使われている方の感想の1部を抜粋
K様
自分の話し声が以前よりスムーズになってきてることを実感してます。それと‥