13.共感

このブログを読み進めることで、当サイトのプライバシーポリシーに同意したことになります。
詳しくはこちらをご覧ください。

最終更新:2024年10月11日

この記事「13.共感」の内容を補完する画像です。

13.共感

A男は嘘つきだった。

A男はこれまで、嘘を付いて生きてきた。
なぜなら、嘘をつかなければ生活自体がうまくいかないからだ。

これはどういうことなのか?

例えば、世間で空は青いという。
しかしながら、A男には青いとはとても思えなかった。トマトも赤に見えない。

これは色だけでなかった。
痛い思いをした時も「痛い」とは思えない。それだけなく、一般的に美しいと思われているものも、美しいと思えない。醜いといわれているものを、美しいと感じる時もある。

そんな中、本当の事を言っていればコミュニケーションが難しくなり、生活に支障をきたすからだ。

この理由で、A男は出来る限り本当の事を言わず、嘘を付いて生きてきた。

そんなある日の事、はじめて感覚が同じような女性と出会う機会に恵まれた。
A男は、その女性だけには本当の気持ちを打ち明けられた。相手も同じだった。

その後、自然と結婚することになった。
分かり合えるのは、世界で唯一相手だけだったのだから、A男は幸せな生活を過ごしていた。

ところがある日の事、ちょっとした事で揉めてしまうことが生じた。

それは、あるドラマを観て、面白い、面白くないといった些細なことだった。
一般的には些細な事で片付けられた。だが二人にはそうはいかなかった。
なぜなら、それこそが二人を結びつけていた要因だったからだ。

このすれ違いは決定的となり、二人は友人として別の道を歩くことになった。

補足

感覚を言葉で言い現すのは、簡単なようで難しいといえるのかもしれない。それは人によっても違う。

本来であれば、共通したものがあり、それは微妙な違いで落ち着くのかもしれない。

それでもその感覚は厳密には当人しか分からないのだから、全く違っていてもおかしくないといえるだろう。

それとも、それは単に表現の違いということになるのだろうか?


次は..14.パラドックス

1.解釈



当サイトは、専門知識を持つ著者達が、独自の視点で価値ある情報と体験を提供しています。再訪問とブックマークをぜひお願いします。

他の興味深い記事もご覧ください。
お悩みがある方は、無料相談サービスもぜひご利用ください!

お時間の許す限り、さまざまなテーマをお楽しみいただけます。
カテゴリーメニュー一覧はこちら
「編集者のおすすめ」→「ユニークな視点からの短編小説:私は水虫」
※当ブログで取り扱う短編小説の物語はフィクションです。実在の人物、団体、事件などとは一切関係ありません。
トップページはこちら


あなたのサポートがBlogXを支えます

このブログ「Blogx」は、次世代テクノロジーや環境問題を中心に、未来に向けた情報や考察を提供しています。私たちの目的は、世界中の人々に役立つ知識を共有し、より良い未来のために行動するためのきっかけを提供することです。

寄付していただいた資金は、さらなるコンテンツの充実、リサーチ費用、そしてブログの運営費用に充てられます。あなたの支援が、より価値のある記事の提供に繋がります。
詳細はこちら

ぜひ、私たちの活動をサポートしていただけると幸いです!

  • ✔ ブログを応援する
  • ✔ あなたの寄付が、より豊かな未来のためのコンテンツを支えます
  • ✔ 今すぐサポートはこちら → https://paypal.me/blogx2030

読者の皆様へ

この記事をご覧いただき、ありがとうございます!この記事に関する間違いなどのご意見、ご不明点などのご質問がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
お問い合わせフォームは、こちらにございます。

最新記事をお見逃しなく!

ぜひブックマークを

再訪問をお待ちしております

モバイルバージョンを終了