始末に負えない(超短編小説1)

釈迦

始末に負えない

20xx年、遂にタイムマシンが開発された

しかしまだ限られた状況で、しかも1部の機能しか使えない。
その機能とは、歴史上の人物に会ってインタビューが出来るというものだった。

「それでは最初に、誰にインタビューをしてみましょう?」
長時間に渡る話し合いの末、まずはお釈迦様へ会いに行くことが決まった。
それは、お釈迦様へ実際にお会いしての、正に歴史的なインタビューとなった。

その結果、恐るべきことが判明した。

何と、現在伝えられている殆どの話が、お釈迦様に確認してみると
「そんな事を言った覚えはないが…」「そんな話はしていないが…」
という事だったのだ。

驚いたインタビュアーは、最後にこんな事を聞いた。

「お釈迦様の話を持ち出して、他の考え方を批判し、尚且つ謙虚になれ、
という事を言っている人もいますが、どう思われますか?」

※小休止 ⇒なぜ、自己暗示は危険なのか?

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お釈迦様は静かにこう答えた。

「ふむ。世も末ですね。それは始末に負えない。」

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