最終更新:2024年11月16日
学習性無力感とバタードウーマン症候群という言葉を聞いた事があるでしょうか?これは一言でいえば、嫌なのに逃れられないということです。
あなたは、現状に満足していますでしょうか?よほど調子が良い時でない限り、勿体無いといえるほど満足している状況を継続することは、難しいといえるのではないでしょうか?
まず、結論からいえば、嫌なら変えれば良い話です。現状を変えればいいという話になります。
しかし、理屈で分かっていて、それが簡単にできれば世の中に苦労は存在しないともいえるわけです。
ということで、今回は、嫌なのに変えられない、それどころか変えようとすらしなくなってしまう…
その理由を暴くことで、簡単に変えられるようになるヒントをお届けしてまいります。
誰に?
本当は、今を変えたいんだ!と心の奥底でもがいているあなたへ!
学習性無力感とバタードウーマン症候群
変えようとすら思えなくなった心理状態を、学習性無力感(学習性絶望感)とバタードウマン症候群(複雑性PTSD)といいます。
バタードウマン症候群はバタード・ウーマン・シンドロームという言い方もあり、他にも似ている症状としてストックホルム症候群などは認知度がある言葉だと思います。
個人的には、何でもかんでも症候群など病名にしてしまうことで、特に心の部分では無限に作れてしまうので、賛成ではありませんが、利便性という意味で使わせていただきます。
心理学者のマーティン・セリグマンの研究が10年近く研究して発表した学習性無力感によると、
長期にわたり、抵抗や回避の困難なストレスと抑圧の下に置かれた犬は、
その状況から「何をしても意味がない」ということを学習し、逃れようとする努力すら行わなくなるというものである。
ということであり、
実際のところ、すこしばかりの努力をすれば、その状況から抜け出すのに成功する可能性があったとしても、
努力すれば成功するかもしれないという事すら考えられなくなる(言い換えると、長年受けた仕打ちによる反動で
、どんな可能性さえも「無駄な努力」と断じ、自発的行動を全くしなくなる)
となります。
バタード・ウーマン症候群は主にドメスティックバイオレンスに関する際に使われる言葉で、
ストックホルム症候群も含め、厳密には違いますが、暴力的な力などにより自発能動性が消えてしまうという共通点があります。
一言でいえば、『無駄なんだ』と無意識レベルで諦めてしまうことです。
あえて分かりやすくいうなら、ジョジョの奇妙な冒険に出てくる悪の帝王ディオ・ブランドーに心を支配されてウットリしてしまった状態に似ているともいえるでしょう。
無駄無駄無駄無駄…
すいません。少し違いましたね…
とにかく、現状を打開出来るにも関わらずそれを辞めてしまった状態となるわけです。
そしてその理由は、意味付けを間違えてしまったからともいえるでしょう。
意味付けをするとは…、解釈とも言い換えられます。解釈とは自分を表現する1つの手段ともいえると思います。
それが間違えてタグ付けされてしまった状態です。
※タグ付け=意味付け=その人にとって重要な部分
あなたにとって、本当に重要な部分を間違えてしまった状態です。
もう少しいえば、あなた以外の誰かにタグ付けをされてしまった状況ともいえます。
ドメスティックバイオレンスはまだ分かりやすい状態ともいえるでしょう。
この状況は、もっと身近に広く普及している心理状態ともいえます。
例えば、ある団体(新興宗教やMLM、ネットビジネス塾関連の教祖など)に入って摂取される状況です…
当事者に何を言っても「そうだね…」あるいは「いや、違う!」と何も変わらない状況です。
それでは、もう少し詳しくみていきましょう。
理由:繰り返されることで定着する
何でも最初があります。最初は日常と違う事に驚きを感じます。
これは刺激というよりも、驚きという言葉が適切といえるでしょう。
それが、なぜ当たり前になってしまうのか?
先ほどの意味付けとは、『○○は○○となる』という関連付けとなります。
つまり、人は意味を感じない事には行動を起こさないということです。
※変化を起こさない、というのも行動の選択の1つです。
その理由で、どんな事にも意味付けをしていくのですが、特に危機感を覚える事へは強い意味付けを行ってしまいます。
実は、ここに罠が隠されているのです。
どんな罠なのか?
それは、サイクルにハマり込んでしまう罠です。
罠とは詳しくは…
[2]ページ目へ続く…
選択肢を奪う罠
例えイヤイヤしているように思えても、やっている事自体は、自分自身で選択しているわけです。
その選択肢が、どちらを選択しても抜け出せない罠が待ち受けているのが、サイクルにハマり込んでしまう罠となります。
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わたしはこれまで、第三の選択肢の重要性を説いてきました。
これはその第三の選択肢が奪われ見えなくなってしまった状態です。第三の選択肢とは、どちらも抱擁しいつでも抜け出せる状態です。
これが、見えなくなってしまうことで、どちらを選んでも抜け出せないと思い込むことで、ますます意味付けを強化してしまうことになります。
このままでいいのか?と無意識レベルに近い意識状態で思いつつ…仕方が無いと無意識で思い…そして最後は…それすらも思わなくなってしまうわけです。
そうなると、全ての理屈は抜け出せないための理由を創ることになります。
すると、どうなるのか?
誰が何と言っても、上辺だけしか聞こえなくなってしまいます。
これで、観えない聞こえないという、レーダーを奪われた状態となりました。
この状況は、例えどんな答えも探し出せると思われているインターネットで調べつくしても解決できない状態です。
なぜなら、全ては見えなくなってしまっているから…
では、どうすればいいのでしょうか?
次に、解決策の提案をしていきます
論理とすげ替え
この解決策を提案する前に、ホントは早めの予防が1番です。
早め早めに気がつくほどいいといえます。
しかし現状では、健康でもそうですが、精神面では特にないがしろにされてしまうことで、いつの間にかハマり込んでしまっている人が多いわけです。
これは先ほどの団体だけではなく、ドメスティックバイオレンスでもなく、親が子を自分の世界にハメてダメにしてしまっている場合もあります。
どちらにしても、ハマり込んでしまった後では、手遅れと思えてしまうほど、かなり大変だという危機管理はしておくべきでしょう。
それでは、解決策ですが、3ステップとなります。
それほどの本気度(1時的な支配)がないと難しいといえるでしょう。
[ツーステップ]そして、どんなに小さなことでもいいので、抜け出せる事を論理的に解説することです。
抜け出せるのに、まだやっていない状態という認識をします(自分以外の場合、認識させます)。
[スリーステップ]最後に、実際に行動を起こします。
最初は徐々に、そしてタイミングをみて一気に変えます。
十分に気をつけてください。
これをいきなり3番をやってしまうと…
大変危険です。
しっかりと、1番の世界観を支配する状況からやる必要があります。
しかもこれは、その人ぞれぞれの環境にもより千差万別となるわけです。
そして、もう1つだけ。
これを始めて中途半端にやると…
更に強化されて固定されてしまいます。
その理由により、やるならトコトン最後までやる必要があるわけです。
それでは、最後にまとめましょう。
解決
大袈裟に聞こえたかもしれませんが、誰でも、多かれ少なかれこのような状況は持っています。
それが家庭であれ、仕事場であれ…人それぞれです。
しかし、ハマり込んでしまって抜け出せなくなってしまった場合…
いえ、抜け出すことすら考えなくなってしまった所に問題があるわけです。
ということで、最初にお話したように、結局は屁理屈ではなく
嫌なら変えれば良い話です。現状を変えればいいという話になります。
宜しいでしょうか?行きますよ?
全身をリラックスさせて、腹にだけ思いっきり力を入れてください…
心の準備はいいですか?
・
・
・
変えると決めるのです。
いつ?
今すぐに!!!!
強烈な意識の放射線が、全ての心のブロックをすり抜けて、ストレート(直に)入り込みます。
文章だと弱い部分もありますが、それで十分です。
全てはキッカケです。
繰り返します。今すぐに意味付けを変える。変えられる。変わる。変わった…
今すぐその、間違えた心地よさを打ち破れ!
これは…
どんなに強力なアンカーがかけられていても無駄です。
「ここでなければ地獄行きだ…」「これしかない…」「変えると不幸になる…」
大まかにまとめると、このようななアンカーがほとんどですが、それこそ無駄です。
これからその全てのアンカーを溶かしますので…
あなたは理解する必要すらありません。
なぜなら、既に解決しているからです。
人によって時間差こそあれ、もうこれで解決しています。
あなたはここで理解を超えた波動に触れたからです。
さぁ、本当の意味でこれからあなたは、自分の足で歩いていってください。
あなたは自由です…
あなたが今乗っている(と思い込んでいる)飛行機から飛び降りる勇気を持つだけで、
ただそれだけで自由自在に動き回る事ができるようになります。
そう…
信じようと信じまいと、それすらも自由なのです…
追記
もうお分かりでしょうが、最後は暗示の要素を含めました。
1番大切な事は、今は不自由なのだということを心底から気付くことです。
そしてその不自由の鎖を外すことは、あなたなら十分に可能です。
あなたが意志を取り戻すことさえ決めたのならば…
あなたの未来に光りあれ!
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