努力逆転の法則とは、エミール・クーエの法則ともいわれており、努力するほど報われなくなる法則です。
今回はこの努力逆転の法則について、独自の視点よりお伝えしてまいります。
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努力逆転の法則(エミール・クーエの法則)とは?
努力逆転の法則(エミール・クーエの法則)が、努力すればするほど報われなくなる、と聞いて、「そうかも…」と思われるかもしれません。
もし心当りがあるなら、次にもう少し詳しく書いていきますので読んでみてください。
努力逆転の法則とは…
1、意志力と想像力(イメージ)が相反した場合は想像力(イメージ)が勝つ。
(自律神経系は想像の影響をまともに受ける)2、意志の力で努力すればするほど、想像力(イメージ)は強力となり、その意志の努力とは、反対の結果となる。
3、意志力と想像力が相反した場合は想像力の強さは意志力の二乗に正比例する。
(意志よりも想像を優先させたほうが物事は成就しやすい)
(C.Hブルックス/エミール・ク―エ著/河野 徹訳「自己暗示」より)
「どうでもよくなる/どうでもいい」の記事で、潜在意識をコントロールしていくために意識の重要性をお伝えしました。
ここでは更に、意識を上回るイメージの話となります。
実は、想像だけでよいと勘違いをしてしまうと、とんでもない事になってしまうのですが、それは最後にお話するとして…
まずは、努力するほど報われない状態をもう少し詳しく見て行きましょう。
これは分かりやすく車で例をだすなら、ブレーキを踏んでアクセルを踏んでいる事を通り越して、
ギアをバックに入れた状態で、全力でアクセルを踏んでいるような状態だといえます。
ということで、ギアを入れなおせば解決です。
その後は、適度にブレーキを踏みながら快適なドライブをお楽しみください。
…
とはいえ、まだ説明不足で腑に落ちませんよね?
分かりました。腑に落とすを通り越して細胞膜に落とすためにも、もう少しだけ続けましょう。
まずこの話を聞いて潜在意識としてとらえた時、つかみどころがない話に聞こえたかもしれませんね。
そうですね。正にそのように聞こえた事自体が、答えを導き出すヒントとなっています。
どういうことなのか?
それは、潜在意識は宇宙と似ている話をよくしますが、潜在意識はそれ自体見えませんし宇宙もつかみどころがないわけです。
そこでどうやって現実として活かしていくのか?というと、地に足をつければいいのですが、
それだけでは固定して停止してしまうので、停止は死を意味します。
そこで意志を持って動き始めるわけですが、その時にもっとも重要となるもの、それが”方向”ということです。
それではこの後は、その方向について、掘り下げてお伝えしてまいりましょう。
あなたはこれから、目的地への方向をイメージしていく必要があります。
結果と経過と方向性の関係とは?
それはより身近な言葉になおしますと、結果や目的を求めるということになるわけですが、結果は経過に過ぎません。
ですよね?
でなければ、結果=死となってしまいますので…
それは求めていないわけです。
ということは…
そうです。この世に存在している間(生きている間)は、方向が重要となります。
つまり、闇雲に頑張っていればいいわけではなく、方向を定めた上でがむしゃらになる必要があるわけです。
といっても、肩に力を入れる必要はありません。
ただ、何となくでいいのです。
それは、自分自身が求めている世界だといえるのか?
この事だけは定めておく必要がある、ということです。
そしてその方向を定める点となるものが、正に今そこにいるあなたの意志によってなされています。
つまり決断とも言い換えられるわけですが、人生とは生きていくとは決断の連続であり、その上で今は関係ないように観えても、将来的には目的に沿っていれば問題ないといえるでしょう。
ではなぜ、そのような言うなれば方向音痴のような状態になってしまうのでしょうか?
そのような視点を無くす時というのは、目隠しされた状態に似ています。
目隠しされた状態では、方向が分かるはずがありません。
ただの感覚で走るしかなくなるわけです。
では目隠しされた状態を打開するには、どうすればいいのか?
それは現実を見据えながら、方向を見失わなければいいだけの話です。
当たり前のように聞こえますが、切羽詰まった状態では、これが逆になってしまうことを往々にして見かけます。
つまり現実を逃避した上で、真上を観ているような無防備の状態です。
もう少し分かりやすく言うなら、手の届かない真上から人参をぶら下げれ、それを追いかけている状態となります。
そこでここでは確認しやすくするためにも、その状態になった時によく発せられる言葉を参考までに添えておきましょう。
「斬新でした!」
このような部類の言葉です。
※これが一対一の時に発せられた言葉なら別です。
現実逃避し気分転換をするために、映画や遊園地などのパフォーマンスを観るなど、目的が分かっているなら全く問題ありません。
しかし、これが自己啓発や何かのセミナーだったとしたら…
そうです、
それが現実だと勘違いしてしまうことで、戻れなくなってしまうわけです。
そうならないためには、斜め上を見て進む位が丁度いいと思います。
簡単にいうなら、今どんなに成功している人でも例えそれがウォール街で大成功を収めている投資家でも、10年後には消えてしまっているかもしれないわけです。
逆に、今はうだつが上がらないように見える人でも、10年後には天地をひっくり返すほどの勢いがあるかもしれません。
そのような視点でいくことで、方向がみえるようになります。
これは投資でも応用できる思考法といえるでしょう。
何よりも、あなた自身がこれから10年後に成功しているわけですから、そのためにもその方向を向くためには、そのような視点が必要となるわけです。
現状が苦しいからといって、決して手の届かない真上から降ろされた人参に飛びつかないでください。
もしその状態がどんな状態なのか、客観的に分からないのであれば、
一旦、今購読しているメルマガを解約し、所属しているコミュニティや団体やカリスマから距離を置くといいでしょう。
そうすることで、今まで観えなかった世界が観えてくるはずです。
まとめると、エミール・クーエの法則でイメージの重要性が理解できたとしても、そのイメージは誰かから植え付けられたものでは意味をなさないわけです。
なぜなら、それではコントロールできないから。そして人の都合によるものが多いからです。
よって、まずは自分自身でイメージという目的地までの方向性をイメージしていく必要が出てきます。
あとは、その自分自身が創ったイメージの世界を見失わないようしっかりと観ていくのです。
観えてきたなら…
そうです。後はその方向へ向かって、全力で努力を重ねていけばいいだけの話となります。
あなたらしく…
追伸
そうそう。想像は意志を上回るけれど、想像だけではとんでもない方向へ行ってしまう、という話でしたね。
分かりやすくするため、簡単に2つの例を出してみることにしましょう。
2,高層ビルの建築
1のAVを観ている男性の想像は、相当なものだといえるでしょう。
加えて、出来るだけリアリティも求めたいはずです。
それが意志を上回るのなら…
そうです。社会はとても危険な状態にさらされてしまうのです。
※最近でも残念な事件がありましたよね…
エミール・ク―エの自己暗示でいう想像力が意識を上回る理論にしろ、ナポレオン・ヒルの思考は現実化するにせよ、想像だけで願いが現実となるなら、これほど楽で気持ちのいい話はないわけです。
その意味においても、ウケはいいといえるでしょう。
しかし…
現実は、そう甘くはない。
だからこそ、求めてしまう…
このような悪循環にハマりこんでしまうと、ブラックホールのように、全てを飲み込まれてしまいかねません。
十分、お気をつけください。
意志を上回るのではないのでしょうか?
そこで、もう1つの例をみてみましょう。
超高層ビルやマンションの建築は、誰か1人の意志の力だけではとても成しえません。
瀬戸大橋でもそうです。
かといって、皆が皆バラバラに想像していても…成し遂げることは、とうてい不可能だといえるでしょう。
つまりこの状態だと、ただ努力を繰り返していても…すればするほど報われなくなるわけです。
そこで必要となるのが…
ビジョンです。
そうです。
誰かがビジョンを打ち立てたからこそ、あなたが日頃目にしている超高層ビルや超高層マンションや大橋など…全てのものが出来上がっています。
決してエロい想像をしたから、または借金を完済したイメージを繰り返したから、意志を上回ったから…ではありません。
想像が意志を上回るとはそういうことなのです。
そして当たり前の話ですが、ビジョンだけではビジョンで終わってしまいます。
そこには、意志の力が加わらなくてはなりません。
大きなビジョンを描き、意志を持って遂行する。
この2つをバランスよく使い分けることで、歴史は人間に動かされてきたわけです。
最後に重要なことは、ただ1つとなります。
それは順番です。
宜しいでしょうか?
そして、これからの歴史は…
そうです。
あなたが創っていく番です。
ビジョンと意志の力を持って…